夏目 漱石(なつめ そうせき)
(1867年2月9日 - 1916年12月9日)
代表作:『吾輩は猫である』、『坊っちゃん』、『草枕』、『夢十夜』、『三四郎』、『それから』、『門』、『行人』、『こゝろ』、『明暗』
生平:夏目漱石是日本小说家、评论家、英文学者。生于东京新宿,大学时代与正冈子规相遇开始学习俳句,东大英文科毕业后担任过一段时间的教师,后留学英国。回国后一边执教一边发表小说。之后辞去教师职务加入朝日新闻社成为职业作家,在朝日新闻上连载《虞美人草》《三四郎》《心》等小说,49岁时因胃溃疡逝世。
1984年到2004年日本发行的一千日元上采用了漱石的肖像。(现改为细菌学家野口英世的肖像)
作品节选:
吾輩は猫である
吾輩(わがはい)は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当(けんとう)がつかぬ。何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。吾輩はここで始めて人間というものを見た。しかもあとで聞くとそれは書生という人間中で一番獰悪(どうあく)な種族であったそうだ。この書生というのは時々我々を捕えて煮て食うという話である。しかしその当時は何という考もなかったから別段恐しいとも思わなかった。ただ彼の掌に載せられてスーと持ち上げられた時何だかフワフワした感じがあったばかりである。掌の上で少し落ちついて書生の顔を見たのがいわゆる人間というものの見始(みはじめ)であろう。
坊っちゃん
親譲(おやゆずり)の無鉄砲(むてっぽう)で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜かした事がある。なぜそんな無闇むをしたと聞く人があるかも知れぬ。別段深い理由でもない。新築の二階から首を出していたら、同級生の一人が冗談に、いくら威張っても、そこから飛び降りる事は出来まい。弱虫やーい。と囃(はや)したからである。小使(こづかい)に負ぶさって帰って来た時、おやじが大きな眼をして二階ぐらいから飛び降りて腰を抜かす奴があるかと云ったから、この次は抜かさずに飛んで見せますと答えた。
こころ
「しかし……しかし君、恋は罪悪ですよ。解(わか)っていますか」
草枕
山路(やまみち)を登りながら、こう考えた。
智(ち)に働けば角が立つ。情(じょう)に棹(さお)させば流される。意地を通(とお)せば窮屈(きゅうくつ)だ。とかくに人の世は住みにくい。
住みにくさが高(こう)じると、安い所へ引き越したくなる。どこへ越しても住みにくいと悟った時、詩が生れて、画(え)が出来る。
(实习编辑:杨月)